ゴールデンウイークの狭間の5月2日。
グラビアものの入稿が終わりほっと一息。
(オフセット印刷のページ←モノクロページよりも
グラビアページは下版日が早いので、入稿も早い)

夕方、印刷会社の営業さんからお電話が。
「あのー、このp.103〜105の3ページものの
テーマなんですが、
台割を見ると103ページには広告が入ってて
今月ここは2ページものになってるんですが…」

! ! ! …ひいいいいい!

このページはビデオの紹介ページで、
ライターさんとデザイナーさんが組んで作っているページ。
つまり編集はページが出来あがるまでノータッチで入稿
するだけ、というページなのだ。
(つまりライターがビデオをセレクトして、文章を書いて
レイアウトが上がって文字を流し込んで「できあがり〜」
という状態で編集部に持ってきてくれて、編集はそれを
入稿するだけ)

で、いつものように出来あがってきたものを入稿した私。
いつものように3ページものだと思いこんで。

広告について私はまったく失念していた。
今月新規で1本増えた広告。
もちろん台割を見れば一目瞭然のことなのだけど。
完ぺきに「慣れ」が生んだミスだ。

それと編集長と私の間での伝達・確認ミス。
(広告部からは、ちゃんと編集長に4色1ページものの
広告が新規で入ったという連絡が行っていた)
私がちゃんと「広告の本数は前号と同じですか?」
と編集長に確認すべきだったのだ。
(でもくどいようだけど、台割にはちゃんと広告スペースが
とってあるわけで、結局のところ全部私のミスだ)

5月2日は入稿のリミットだった。
次に印刷会社が動き出すのは7日。
7日までにはなんとか2ページで組みなおしたこの
ビデオ紹介ページを入稿しなおさなくてはならない。

4月28日、最後のレイアウトをあげて、
わが社まで持ってきてくれたデザイナーさんは
晴れ晴れとした顔で、
「俺、これでゴールデンウイーク突入だよ!」
と言って帰っていった。実家に帰るという。

印刷会社から電話が入ったとき、まず思ったことは
「デザイナーさんをつかまえなくちゃ!」
だった。
でもお休みに入っている彼を、
仕事に引き戻すことは申し訳なくてできなかった。
(そもそも実家に帰っているのだから、
連絡をとれたところでどうしようもない。
彼のお休み気分を損ねるだけだ)

だから、彼が家にいないことを知って
お詫びとレイアウトの組みなおしのお願いの
メールを送っておいた。

そしてさっき。
ゴールデンウイークも終わろうとしている時間。
デザイナーさんに電話をしてみた。
もう一度お詫びとお願いをするために。

電話にでた彼は、私が名乗ると勢いよくこう言った。
「あ、直しでしょ、もうできてるよ! 
だって明日入稿しないとヤバイでしょ?」

実家から戻ると同時にメールをチェックして、
バックアップとして彼が持っていたデータで
直しのレイアウトをすでに組んでくれていたのだ。

明日入稿しないとまずい。
それをどうお願いしようか悩んでいた私にとって
は感涙もののできごとだった。

本当に嫌になるくらいミスばかりしている私。
いろんな人に助けられて、生きているんだなあと実感した。

でもいつもいつも助けてもらえるわけじゃないから
同じミスを繰り返さないように、
反省しつつ
ゴールデンウイークも明ける明日からは、一層精進します!!

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